白血病の障害年金

障害年金の勉強会で白血病の障害年金の調べたことを発表を行いました。白血病には大きく分けて、急性骨髄性白血病(AMM)、慢性骨髄性白血病(CMM)、急性リンパ性白血病(ALM)、慢性リンパ性白血病(CLM)と4種類があります。白血病は以前は不治の病と言われましたが、医学の進歩もあり、急性白血病は5年生存率は約44%、慢性白血病はチロンシンキナーゼ阻害薬の普及により90%近くまで上がっています。小児の急性白血病は5年生存率は、83%まで上がっているそうです。白血病は、骨髄の造血細胞で血液細胞にコンピューターで言うバグが生じ、未熟な不良品が出ることにより、造血組織がガン化し、不良品細胞で埋め尽くされ、本来の血を止める血小板や酸素を運搬する赤血球が減少して、特に抵抗力がなくなったり貧血になったりの体に異変が起こります。

そこで、障害年金の申請をするには、赤血球や血小板の減少の数値が厚生労働省の示すガイドラインに値するかが重要になります。又、骨髄移植をされる場合が多く、移植には3種類があります。①骨髄移植 ②末梢血幹細胞移植 ③臍帯血移植があります。只、移植は病気が良くなるのが前提で行いますので、数値が良くなれば障害年金の対象から外れることになります。そこで、重要視されるのが、もともとあったリシピエント(移植を受けた患者)の造血細胞とドナーから移植された細胞とが攻撃し合う拒否反応がどの程度かが問題になります。それを、GVHD(移植片対宿主病)と言います。数値とGVHDの程度で障害年金が支給されるかの判断基準になるようです。