てんかんの障害年金

てんかんの方の障害年金は、基本的に認められるのが難しいと聞きます。何故なら、薬の服用でてんかんがある程度抑えられるからです。しかし、薬を服用してもおさまらないてんかんは、難治性と言われ、障害年金の申請が認められる可能性が大きくなります。問題は、小さなときに初診日があれば、その初診証明を取得できるかどうかです。年数が経ち、廃院しているクリニックもあるだろうし、カルテが残っていないと言われる場合もあります。先日の私のお客様の場合は、今から35年前の中学時代のてんかんの初診日の証明を取り付けたことがありました。病院は現在もあるのですが、カルテがないのでかけないとのことでしたが、何度か病院側と話をし、別の倉庫にカルテが残っているとの情報をお聞きし、何とかならないか相談したところ、その倉庫から病院までの運送費を払うならと言われ、もちろん払いますとお願いし、奇跡的に35年前の初診日の証明ができました。その後、無事に申請が認められ、障害年金をその方が受給することができました。お客様のほっとして喜んでおられるのを見て、こういう経験をすると、社労士冥利に尽きると思い、嬉しく感じますね。